2024年7月1日からフジテレビ系列で21:00より放送されている「海のはじまり」
主演は目黒連さんで目黒さんのお相手役を有村架純さん、そして目黒さんの元恋人役を古川琴音さんが演じられています。
第5話では元恋人の死因が子宮頸がんと判明しましたが、発症は出産後なのか妊娠中なのかに注目が集まっています。
そこで今回は子宮頸がんについてその症状や妊娠中に診断された場合にそのまま子供を出産できるのかを調査しました。
子宮頸がんとは
子宮頸がんとは、子宮がんの一種で子宮頸部にできるがんです。
腟近くにできた場合には、婦人科での観察や検査がしやすいため発見されやすくなりますが、
より奥の筒状の部分にできると、発見が難しいこともあります。
また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後の良いがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。
子宮頸がんは、進行すると骨盤の中のリンパ節に転移したり、子宮頸部の周りの組織に広がったり、子宮から離れた肺などの臓器に転移したりすることがあります。
また、2019年時点では日本全国で子宮頸がんと診断されたのは10,879人とのこと。
※『がん情報サービス』より引用 https://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/about.html#anchor2
子宮頸がんの症状
子宮頸がんは初期症状がほとんどなく、おりものや出血、痛みもないと言われています。
しかし進行すると次のような症状が現れると言われています。
- 性交渉のときに出血する
- 月経中以外でも出血する(不正出血)
- においを伴うなどいつもと違うおりものが増えた
また、がんが子宮の外に広がると、多量の出血、骨盤や下腹部、腰の痛み、尿や便に血が混じる、下肢のむくみなどの症状が出ることもあります。
※『がん情報サービス』より引用 https://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/about.html#anchor2
子宮頸がんと診断された場合、妊娠は可能?
子宮頸がんの初期段階で発見された場合、5年後の生存率は約9割と言われています。
ただし、がんの広がり方によって生存率も異なってきます。
では、子宮頸がんと診断された場合、その後の妊娠や出産を諦めなければならないのか・・?
調査したところ、こちらもがんの広がりの大小によって変わってくるようです。
がんの広がりが狭い範囲に限定されており、いくつかの条件を満たした場合には妊娠・出産機能を残して治療することが可能とのことです。
妊娠中に子宮頸がんと診断されたら
では、妊娠中に子宮がんと診断された場合はどうなのか。
こちらも同じくがんの進行度によるとのこと。初期の状態で発見された場合には治療が可能で、治療法に大きな違いもないとのこと。
ですが、がんが進行している場合には妊娠の継続も含め担当医や家族との話し合いになりますので、
場合によっては妊娠の継続をやめ、治療を優先させるということも考えられます。
まとめ
子宮頸がんについてまとめると以下の通りです。
- 子宮頸がんは子宮がんの一種
- 早期発見できると高い確率で治療が可能
- 初期症状はほとんどないと言われている
- がんの進行によってはその後の妊娠や出産も可能
今回の調査を踏まえ、「海のはじまり」で子宮頸がんを診断された主人公の元恋人(南雲水季)が子供を産むことは発症初期であれば可能と判断しています。
ですが、死因が子宮頸がんということなので、もしかすると妊娠を継続できるグレーゾーンまで進行していたことも考えられます。
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